2026.08.14

仮説思考とは?——仕事で活用するべき実践方法

はじめに

こんにちは、講師の大江です。

仕事とは、突き詰めれば「問題解決の連続」です。

売上が伸びない。
組織がうまく動かない。
新規事業をどう成長させるか。

業界や職種が違っても、私たちは日々、何らかの課題に向き合っています。
安宅和人さんの『イシューからはじめよ』にもある通り、重要なのは、ただ目の前の作業をこなすことではなく、
「本当に解くべき課題は何か」を見極めることです。

そこで重要になるのが、仮説思考です。

仮説思考とは?

仮説思考とは、「答えが分からないから、とりあえず情報を集める」のではありません。

・まず「おそらく答えはこうではないか」と仮説を置く
・その仮説を検証するために、必要な分析やヒアリングを行う
・結果を踏まえて、仮説を修正し、答えに近づいていく

このサイクルを高速で回すことです。

実は、この能力はコンサルティング会社のような環境で非常に鍛えられます。
私自身、マッキンゼーに在籍していた際には、常に次のような問いを投げかけられました。

「今回の論点は何か?」
「あなたの仮説は何か?」
「分析・ヒアリングの結果、その仮説は正しかったのか?」

重要なのは、最初から仮説を当てることではありません。
むしろ、間違った仮説を素早く修正し、より良い答えにたどり着くことです。

仕事も経営も「問題解決」の連続

そして、この思考法を身につけると、経営判断のような正解のない問題にも強くなります。

・複雑な課題を分解する
・本質的な論点を見つける
・仮説を立てる
・必要な情報を集める
・仮説を検証する
・判断し、次のアクションにつなげる

この一連のスキルは、単なる分析力とは違います。

現在のAIは、膨大な情報を整理し、分析する能力では人間を大きく上回る場面があります。
しかし、その場その場の状況を捉え、「そもそも何を考えるべきなのか」から問いを立て、
答えを導く力には、まだ大きな差があります。

だからこそ、これからの時代にこそ仮説思考が重要になります。

おわりに

AIに答えを聞く前に、まず自分で仮説を持つ。

「あなたは、この課題にどう考えるのか、立ち向かうのか?」

この問いに仮説を持って正しく導ける能力を持つことが、これからのビジネスパーソンにとって、
ますます重要な能力になるのではないでしょうか。

大江 真揮人

このコラムを書いたメンター

大江 真揮人Makito Ohe

(伊藤忠商事→マッキンゼー)

大手総合商社にて金属分野におけるトレーディングビジネスに営業職として従事。その後、外資戦略コンサルティングファームにて企業価値向上の戦略策定から実行支援を多数実施。自身の経験を踏まえ、事業会社出身のコンサルタントがDay0から活躍するための思考法を、余すことなくお伝えします。

大手総合商社にて金属分野におけるトレーディングビジネスに営業職として従事。その後、外資戦略コンサルティングファームにて企業価値向上の戦略策定から実行支援を多数実施。自身の経験を踏まえ、事業会社出身のコンサルタントがDay0から活躍するための思考法を、余すことなくお伝えします。

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